特殊清掃でリフォームが必要な状況とは!?リフォームまで必要なケースを紹介
2026.01.03(最終更新日)
✔ 特殊清掃だけでなくリフォームが必要になる状況
✔ リフォームが必要な状況で清掃のみ実施した場合のリスク
✔ 特殊清掃とリフォームを依頼した時の料金相場
特殊清掃の依頼を検討していると
「特殊清掃だけで本当に元通りになるのか?」
「リフォームによる原状回復まで必要なのではないか?」
といった疑問を抱く方もいらっしゃいます。
血液や体液、腐敗による死臭は、見た目以上に建物の内部へ深く浸透していることが多く、清掃だけでは根本解決に至らないケースも少なくありません。
私たちステップワンでは再び住める状態を目指して特殊清掃~原状回復を行っております。
特殊清掃のご依頼をご検討されている方は是非ご相談ください。
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また、現場のお写真を送っていただければ、お電話で概算のお見積もりをお伝えさせていただけます。
本記事では、特殊清掃とリフォームの違いを明確にしながら、どのような状況でリフォームが必要になるのか、費用相場や作業の流れまでを専門的な視点で詳しく解説します。
判断に迷っている方が後悔しない選択をできるよう、実務に基づいた情報をお伝えします。
目次
特殊清掃とリフォームの違いとは?
特殊清掃とリフォームは目的も役割も異なります。この違いを正しく理解することが、適切な判断への第一歩となります。
特殊清掃とは!?
特殊清掃とは、孤独死や事故死、自殺現場、ゴミ屋敷など、通常の清掃では対応できない現場を原状回復へ導くための専門作業です。
血液・体液・汚染物の除去、強力な除菌・消毒、オゾン脱臭などを行い、衛生面と臭気の問題を解決することが主な目的です。あくまで「汚染を取り除く」工程であり、建材そのものを新しくする作業ではありません。
特殊清掃についてはこちらをご覧ください
特殊清掃後のリフォームの作業範囲
特殊清掃後に行うリフォームは、汚染された建材を撤去・交換し、住める状態に戻す工事を指します。
具体的には、床材・壁紙・石膏ボード・断熱材の交換、場合によっては床下や天井裏の補修まで含まれます。清掃では回復できないダメージを物理的に解消する工程がリフォームです。
なぜ特殊清掃だけでは限界があるのか
血液や体液は液体であるため、フローリングの隙間や畳の下、コンクリート内部にまで浸透します。
臭いの原因物質や菌が建材内部に残っている場合、表面清掃や脱臭だけでは再発リスクが高く、結果的にリフォームが必要になります。
特殊清掃後にリフォームが必要になる状況
特殊清掃を行った後でも、現場の状況によってはリフォームまで実施しなければ根本的な解決に至らないケースがあります。ここでは、実務上「リフォームが不可避」と判断されやすい代表的な状況について詳しく解説します。
血液や体液が床材の下まで浸透している場合
孤独死や事故死の現場では、血液や体液がフローリングやクッションフロアの表面だけでなく、その下の合板・断熱材・防音材にまで浸透していることが少なくありません。
この場合、表面をいくら洗浄・消毒しても、内部に残った体液が腐敗し続け、時間差で臭いが再発します。
特に集合住宅では、床下から階下へ臭気が漏れるリスクもあり、部分解体と床材交換を伴うリフォームが必要になります。
腐敗が進行し、死臭が建材内部に染み込んでいる場合
発見までに数週間以上かかった現場では、死臭が壁紙・石膏ボード・木部・断熱材など建材内部にまで深く染み込みます。
オゾン脱臭で一時的に臭いが弱まっても、湿度や気温の変化によって再発するケースが多く、最終的には壁や天井の解体・張り替えを伴うリフォームが必要になります。
発見までに長期間かかってしまった孤独死現場
長期間放置された現場では、体液汚染だけでなく、害虫の繁殖やカビの発生、構造材へのダメージが進行しています。
こうした現場では、特殊清掃で表面的にきれいに見えても、衛生面・安全面の観点からリフォームを行わなければ再利用が難しいと判断されることが多いです。
床下・天井裏まで体液や臭気が回っているケース
ユニットバスや和室などでは、体液が排水経路や隙間を通って床下・天井裏に回るケースがあります。
この場合、見えない部分で腐敗が進行し続けるため、部分的な解体と内部清掃、必要に応じた建材交換を含むリフォームが不可欠です。
害虫・ウジ・ハエの大量発生があった場合
大量のウジやハエが発生した現場は、臭気レベルが非常に高く、建材内部にも汚染が及んでいる可能性が高いと判断されます。
こうしたケースでは、清掃のみで済ませると再発リスクが高く、リフォームを含めた根本対応が推奨されます。
リフォームが「不要」で特殊清掃のみで対応できるケース
特殊清掃のみで対応できるかどうかの判断は、汚染の深さと範囲が重要なポイントになります。
以下のような条件が揃っている場合、リフォームを行わずに済む可能性があります。
発見が早く汚染が表面に留まっている場合
発見が早く、体液や血液が床や壁の表面に留まっている場合は、特殊清掃による除去・消毒・脱臭のみで対応できるケースが多いです。
この段階であれば、建材内部への浸透が起きておらず、リフォームの必要性は低くなります。
体液が建材に浸透していない軽度汚染
クッションフロアやフローリングの表面で汚染が止まっている場合、表面材の部分交換や研磨処理、オゾン脱臭で十分に対応できることがあります。専門業者による正確な現地調査が重要です。
オゾン脱臭で完全消臭が可能なレベルとは
臭気が空間内に留まり、建材内部まで染み込んでいない場合は、オゾン脱臭によって分子レベルで臭いを分解でき、リフォームをせずに原状回復が可能です。ただし、この判断を誤ると後述する再発トラブルにつながるため注意が必要です。
清掃だけで済ませた場合に起こりやすいトラブル
特殊清掃を行った直後は、一見すると室内がきれいになり、臭いも落ち着いたように感じられるケースがあります。しかし、表面的な清掃や消臭のみでリフォームを行わなかった場合、時間の経過とともにさまざまなトラブルが再発する可能性があります。ここでは、実際の現場で多く見られる代表的なトラブルを解説します。
時間が経ってから臭いが再発する
最も多いトラブルが、一定期間が経過した後に臭いが再び立ち上がってくるケースです。
血液や体液がフローリングの下地、断熱材、コンクリート内部まで浸透している場合、表面の洗浄やオゾン脱臭だけでは完全に除去できていないことがあります。
特に夏場や梅雨時期など、気温や湿度が上昇すると、建材内部に残った腐敗成分が揮発し、再び臭いとして表面化します。
この段階で再清掃を行っても改善せず、結果的に床や壁を解体・交換する必要が生じるケースも少なくありません。
湿気や気温変化で臭気が戻る理由
臭いの再発は「清掃が不十分だった」という単純な問題ではなく、建材の構造と性質によるものです。
木材や石膏ボード、クッションフロアの下地材は吸水性が高く、体液や腐敗成分を内部に保持しやすい特徴があります。
一時的に臭いが消えたように感じても
- 室温の上昇
- エアコンの使用開始
- 雨天による湿度上昇
といった環境変化をきっかけに、内部に残った臭気成分が再び空気中へ放出されることがあります。
これが「しばらくしてから臭う」「特定の時間帯だけ臭う」といった相談につながります。
売却・賃貸時に問題が発覚するケース
清掃のみで原状回復を済ませた物件では、売却や賃貸募集の段階でトラブルが発覚するケースも多く見られます。
内見時にわずかでも異臭が感じられると、購入希望者や入居希望者に強い不安を与え、契約に至らない原因になります。
また、入居後に臭いが再発した場合
- 契約解除
- 原状回復費用の請求
- 管理会社からの是正要請
といった二次的な問題に発展することもあります。
結果として、最初からリフォームを行っておいた方がトータルコストが安く済んだというケースも少なくありません。
管理会社・近隣トラブルにつながる事例
集合住宅の場合、臭いの問題は室内だけで完結しません。
排水管や床下、壁内部を通じて臭気が広がると、隣室や上下階から苦情が入る可能性があります。
管理会社が介入する事態になると、再調査や追加工事を求められ
- 想定外の費用負担
- 工期の長期化
- 精神的なストレス
につながります。
こうしたトラブルは、「清掃のみで対応できる」という初期判断が誤っていたことが原因である場合が多く、事前の適切な判断と必要に応じたリフォームが極めて重要です。
結果的に「二度手間・二重コスト」になるリスク
清掃だけで済ませた結果
1回目:特殊清掃・消臭
2回目:再清掃+解体・リフォーム
という形で作業が分断されると、費用も時間も余計にかかってしまう傾向があります。
最初の段階で汚染範囲を正確に把握し、「清掃で十分か」「リフォームが必要か」を見極めることが、後悔しないための最大のポイントです。
特殊清掃のトラブルについては以下記事でも紹介しています。
特殊清掃+リフォームが必要な場合の作業の流れ
①現地調査と汚染範囲の特定
専門業者が臭気・汚染範囲を確認します。
②特殊清掃(除去・除菌・消臭)
汚染物を除去し、感染リスクを排除します。
③解体が必要な箇所の判断
建材内部まで汚染が及んでいるかを判断します。
④部分解体・撤去作業
必要最小限の解体を行います。
⑤オゾン脱臭・最終消臭
リフォーム前後で脱臭を実施します。
⑥内装リフォーム・原状回復
床・壁・天井を復旧し、住める状態に戻します。
特殊清掃+リフォームの費用相場
特殊清掃のみの場合の費用相場
| 間取り | 費用目安 |
| 1R・1K | 80,000〜200,000円 |
| 1LDK | 150,000〜300,000円 |
部分リフォームが必要な場合の費用相場
| 内容 | 費用目安 |
| 床材張替え | 100,000〜300,000円 |
| 壁・天井 | 150,000〜400,000円 |
全面リフォームになるケースの費用相場
| 内容 | 費用目安 |
| 室内全体 | 500,000〜1,500,000円 |
費用が高額になりやすい現場の特徴
発見が遅れた現場、構造部まで汚染が及んでいる現場は高額になります。
見積もり時に必ず確認すべきポイント
作業範囲・追加費用の有無・保証内容を確認しましょう。
まとめ
特殊清掃でリフォームが必要かどうかは、汚染の深さと範囲によって判断されます。
清掃だけで済ませてしまうと、後から臭い再発やトラブルにつながる可能性があります。
迷った場合は、現地調査を行い、清掃とリフォームの両方に対応できる専門業者に相談することが、結果的に時間と費用を抑える近道となります。







