持ち家で孤独死が起きた場合は特殊清掃が必要?持ち家の売却はできる?

2025.11.09(公開日)
2025.12.07(最終更新日)
持ち家で孤独死が起きた場合は特殊清掃が必要?持ち家の売却はできる?
この記事で分かること

✔ 持ち家で孤独死が発生した場合の必要な手続き

✔ 事故物件になる場合の状況

✔ 持ち家で孤独死が発生し場合の売却方法

持ち家で発生した場合、遺族が直面するのは深い悲しみだけでなく、現実的な手続きや清掃の問題です。時間が経ってから発見された場合、腐敗臭や汚染が発生し、一般的な清掃では対応できないこともあります。

「人が亡くなった現場の清掃はどんな業者に依頼すればいい?」

「事故物件になってしまう?売却はできるの?」

といった不安を抱くご家族も多いでしょう。

持ち家で孤独死が起きた場合の手続きや清掃方法、料金相場、そして売却の可否について詳しく解説します。

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持ち家で孤独死が起きた場合の手続きは?

持ち家で孤独死が起きた場合、行うべきこととして「相続」や「お家の清掃」、「遺品整理」に関する対処です。相続では相続人の有無や相続放棄の可否によって対応が異なります。

相続人がいる場合

相続人がいる場合、持ち家は自動的に相続財産として引き継がれます。

まず、役所への死亡届の提出、戸籍謄本の取得、遺産分割協議書の作成などが必要です。

孤独死の場合、警察の検視が入るケースが多く、遺体の引き取りや遺品の引渡しにも時間がかかることがあります。相続人は不動産の名義変更を行い、必要に応じて清掃や修繕を実施します。

特殊清掃は警察による現場検証後、作業着手いたします。
一刻も早く、清掃を希望される方は警察への連絡と同時に特殊清掃業者へ連絡することをおすすめいたします。
最短即日で駆けつけてくれる特殊清掃業者もあります。

遺品や汚染物が残っている場合は特殊清掃業者に依頼し、衛生状態を改善してから不動産会社に相談するのが一般的です。

相続人がいない場合

相続人がいない場合、持ち家は「相続財産管理人」によって管理されます。家庭裁判所に申立てを行い、選任された管理人が清掃や処分を進めます。

相続人がいない場合でも、故人が残した遺言書や契約書によって管理方法が変わることがあります。

また、遺品整理や特殊清掃は管理人の判断で実施されるため、費用は故人の財産(遺産)から支払われます。費用が足りない場合、自治体が一部を負担するケースもあります。

相続放棄はできる?

孤独死後の部屋が著しく汚染されている場合、「相続したくない」と考える人も多いでしょう。

相続放棄は家庭裁判所で手続きが可能です。ただし、相続放棄は「故人の財産を一切受け取らない」という選択を意味するため、持ち家以外の預金なども相続できなくなります。

また、放棄しても管理責任が一時的に残る場合があり、特殊清掃や行政対応は必要になることもあります。放棄を検討する場合は、専門の司法書士や弁護士に相談し、最適な対応を選ぶことが重要です。

孤独死が起きた持ち家は売却できる?

孤独死が発生した持ち家でも売却は可能です。

ただし、売却前には特殊清掃業者に依頼して、血液や体液の清掃や汚物除去、消臭、除菌、遺品整理、不用品回収などをする必要があります。

売却する前には特殊清掃が必要

孤独死の現場では、遺体の腐敗によって発生する体液や臭気が床や壁に染み込み、一般的な掃除では除去できません。

売却される際は特殊清掃業者に依頼し、原状回復されてからをおすすめいたします。
汚れや臭いの心配なく売りに出すことができます。

こうした汚染を放置すると、購入希望者が見つからないだけでなく、建物自体の価値が大幅に下がる恐れがあります。

特殊清掃では、体液の除去や床材の交換、オゾン脱臭などを行い、臭いの根本から改善します。清掃後にリフォームや原状回復を実施すれば、通常の住宅として再販売することも可能です。

また、不動産会社によっては「買取保証」や「事故物件専門買取サービス」を提供しているところもあります。

孤独死後の持ち家売却は時間と費用がかかりますが、清掃を怠らなければ十分売却可能です。

持ち家で孤独死が起きた場合にすぐにやること

孤独死が発覚した直後は、遺族が冷静に判断できないことも多いものです。ここでは、発見後にやるべき具体的な行動を紹介します。

特殊清掃業者へ連絡

まずに行うべきは特殊清掃業者への連絡です。警察による現場検証が終わったら、速やかに清掃の手配を行いましょう。時間が経つと臭いや汚染が進行し、近隣トラブルに発展する恐れもあります。

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特殊清掃業者は、遺体があった場所の体液や血液を清掃し、オゾン脱臭機や薬剤を用いて臭いの元を除去します。

早ければ1~2日で清掃対応可能な業者も多く、迅速な依頼が被害の拡大を防ぎます。

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特殊清掃が必要な理由

孤独死現場では、時間の経過とともに体液や腐敗臭が部屋全体に広がります。

普通の掃除や市販の消臭剤では除去できず、臭いが残ると近隣住民から苦情が入るケースもあります。また、遺体の腐敗過程で細菌やカビが繁殖し、感染症のリスクも発生します。

特殊清掃では、こうした有害物質を専門機材と薬剤で完全除去し、除菌・消臭を同時に行います。遺族の安全を守るためにも、専門業者への依頼は欠かせません。

遺品整理の依頼

故人が残した遺品の整理も重要なステップです。

特殊清掃業者に依頼すると、貴重品の仕分けや処分、不用品の回収まで一括で行ってくれます。孤独死現場では、遺品に臭いが染み込んでいることも多いため、清掃と同時進行で整理を行うのが理想です。

遺族が立ち会えない場合でも、業者が写真付きで報告書を作成してくれるサービスもあります。

部屋の片づけ

清掃と遺品整理が終わった後は、必要に応じてリフォームや原状回復を行います。壁紙や床材の交換で見た目が大きく改善されるため、売却や再利用を検討している場合には必須です。

正しい特殊清掃業者の選び方を以下記事で紹介しています。

孤独死が起きた持ち家は事故物件になる?

孤独死が発生した持ち家は「事故物件」として扱われる可能性があります。ただし、すべてのケースでそうなるわけではありません。

亡くなり方によって変わる

事故物件とは、「事件・事故・自殺など、心理的に嫌悪感を与える出来事があった物件」を指します。

孤独死の場合でも、発見が早く汚染が少ない場合は事故物件扱いにならないこともあります。

一般的には「自殺」や「事件」などの場合、事故物件となることが多いです。

一方で、発見までに時間がかかり、体液や臭いが残った場合は心理的瑕疵物件とされ、売却時に告知義務が発生します。

告知義務の期間は明確な法律がありませんが、一般的には3~5年が目安とされています。

ただし、特殊清掃とリフォームを行えば印象が大きく変わり、売却価格への影響を最小限に抑えることが可能です。

特殊清掃業者の料金相場

特殊清掃の料金は、部屋の広さや汚染の程度によって変動します。ここでは、作業内容別・間取り別の目安を紹介します。

特殊清掃の料金相場

作業内容料金目安(税別)
体液・血液除去30,000円〜100,000円
除菌・消臭作業40,000円〜120,000円
オゾン脱臭作業50,000円〜150,000円
床材・壁紙交換60,000円〜200,000円
原状回復(リフォーム含む)100,000円〜300,000円

遺品整理の料金相場

間取り費用目安
1R・1K30,000円〜80,000円
1DK・2K80,000円〜150,000円
2DK・3K150,000円〜250,000円
一軒家200,000円〜400,000円以上

部屋の片づけの料金相場

作業内容料金目安
不用品回収20,000円〜60,000円
家具撤去・運搬30,000円〜100,000円
清掃・簡易消臭20,000円〜50,000円

特殊清掃事例紹介

千葉県の一軒家で発生した孤独死現場の特殊清掃事例

お部屋全体に血液や体液が広がっていたことや一軒家でお部屋が数部屋ございましたので3名体制で10日間ほどの作業時間をいただきました。
通常の特殊清掃に加えて、畳の張替えや襖の取り付けまで行いました。

間取り一軒家
作業日数10日間
料金170万円

千葉県の一軒家での孤独死現場特殊清掃

事例詳細は以下ページもご参照ください。

まとめ

持ち家で孤独死が起きた場合、最初にやるべきは特殊清掃の手配と相続手続きの確認です。

孤独死現場は衛生面や臭いの問題が深刻で、一般的な清掃では解決できません。特殊清掃業者に依頼することで、安心・安全に住環境を回復できます。

また、清掃後にリフォームを施せば、持ち家の売却も十分可能です。早期の対応が費用を抑える鍵となります。突然の孤独死に直面した際は、慌てず、信頼できる専門業者や専門家に相談しながら、少しずつ対応を進めていきましょう。